観劇日記

だいたいタカラヅカ。ときどきその他。

A Fairy Tale -青い薔薇の精-/シャルム! 千秋楽ライビュ(2019 宝塚花組)

わたし、紅のゆずるさんの退団を実はまだ受け入れてなかったんですよね

 

でも今日、花のさゆみさんこと明日海りおさんが退団してしまって、明日からは柚香光さんがトップスターで、星はモーツァルト始まってるし、星も花も推しが昇進するにあたって、とうとう腹をくくりました。

 

明日は有給なのだ。

二人のパーソナルカレンダーを買いに行くのだ。

 

青薔薇は、正直に言って好きなストーリーというわけではない。でも、なんとなく今だからいいんだろうな、というのは伝わりました。

「明日海りおの退団公演」と「華優希のお披露目公演」というふたつを両立してくれたように思います。

なんだか目に留まる方がいるなあと思ったらいつも綺城ひか理さんでした。

花も星も同じぐらい大好きだから楽しみです。

 

ツイッターでエリュとは宝塚じゃないか、という考察をしてらした方がいて、それを考えながら見ると、青に染まる=業を背負うことなのかなと思った。

舞台人としての業。

オペラ座の怪人で、クリスティーヌが怪人か婚約者かで揺れてしまうような業。

 

シャルム!はどの場面もかっこよくて最高。前回は白い服で組子が逆V字に並ぶところで泣いてしまったけど、今日は明日海さんが水美さん、瀬戸さん、柚香さんにバトンを渡すシーンで泣いた。

あれは、来るぞ…って期待してしまう方が泣いちゃう。安寿ミラ先生……!

 

サヨナラショーはさすがすぎましたね。私も知ってる曲が増えてきているので、より楽しめた。

「時の輪」で手を繋いで降りてくる二人が大きくて、柚香さんは特に大きくしっかりしてて、あのポーの一族のときの不安定で背も低く見えたアランはなんと素晴らしかったことかと思った。そして使い分けられる柚香さんと、「柚香光」のときのかっこよさよ。

 

でも一番泣いたのは、花組ポーズの解説を任された柚香さんがわちゃわちゃしちゃうところ。

ずっときりっとしていて、任せてくださいと言う顔をしていて、瀬戸さんや水美さんは明日海さんへの愛を叫べたけど柚香さんにはなくて、、

そんな柚香さんの最後の後輩姿、大きなワンコを見ていたら、おこがましくも自分の先輩が引退するときを思い出した。

 

最後に新トップコンビについて。

華優希さん、私は好きです。

私はタカラジェンヌみんな好きだし、目も耳も人の良し悪しが言えるようなものは持ってないけど、「本人が」あれが足りてないこれが足りてないというならそうなんでしょう。

シャルム!ではとにかく「かわいい」の役割だけを背負わされていたように見えた。

冒頭の、マンホールから覗いて表情だけで魔法をかけるようなところなんてまさに。

だけど、「かわいい」一本勝負というのはきついだろうなとちょっと思う。

もし先生から「かわいい」だけを課され続けるとしたら、悔しいだろう。

だから、毎日の練習が目に見える形で味を結んで、引き出しが増えたぞーという気持ちになれる日がきてほしいなと、一ファンは思っております。

 

柚香光さん。

宝塚で最推しなんて選べないけど、それでも最推しのひとり。

とにかくとにかく好き。私は早く2番手時代のDVDを集めますね。ノクターンも。

きっとトップさんって今まで以上に悩むことがあるんだろうけど、公演ごとに痩せてしまうトップってたくさんいるけど、なんだか柚香さんはそうはならないんじゃないかと思う。

いつでも白米最高だなって思ってほしい。健康的であってほしい。願望ですが。

 

れいはなコンビが、末永く幸せでありますように。