観劇日記

だいたいタカラヅカ。ときどきその他。

少女文學演劇「雨の塔」(2021・配信)

元々好きな小説が舞台化されることを知ったのが、千秋楽の前日の夜中。

明日急には行けないし…となったけど、配信に助けられました。

しかも千秋楽から1週間見逃し配信あり。本当にありがとう。

それでも2バージョンあるうち片方しか見られませんでした。。

 

そんなわけで矢咲・小津バージョン。

こちらを選んだ理由は、たしか小津がキャラの中で1番好きだった気がする…というおぼろげな記憶があったからです。

(名前が覚えられない)

(思わず身の回りの友人にあてて読む魔力があります)

 

キャストは矢咲が高月彩良さん。小津が七木奏音さん。

初めて拝見する方だったけどとっても良かったです。

 

何よりも見てよかった!と思ったのが演出。

客席の真ん中に舞台があり、四方を客席が囲む配置にまず驚き。

その舞台がシンプルで、白い箱や段が「回」の字に配置されている。

それがストーリーのなかで喫煙室になり、バスの車内になり、居室になる。

私の大好きなやつです。

エリザベートに出てくる白い舞台装置のことをツイッターで「ハプスブルク家謹製白い箱」と言った方がいてとても気に入っているんだけど(アカウント忘れちゃった、ごめんなさい)、全編それで進むんだから最高です。

 

矢咲・小津バージョンに出てくる三島・都岡はミステリアスで、ちょっと怖いところもあり、とっても良かった。三島・都岡バージョンも見たかったよ……

 

生で見たかったな、という気持ちもあるけど、配信だからこそ一番見やすい方向から写してくれるという利点もあり良かったです。

演出は児玉明子先生。また児玉先生の作品を見られたらいいなあ。