マタ・ハリ(2018 東京国際フォーラム)
ラドゥー:加藤和樹 / アルマン:東啓介 / ピエール:百名ヒロキ
の回。
ストーリーも、役者ももちろんだけど、演出ってすごい、と思った舞台だった。
物語がいまフランスなのかドイツなのか、建物の中か外かというのを、無粋なことは言わず、さりげなく表せるのってすごい。
そういう映画とは違うところも好きだなあ
ピエールが弱気になるシーンでは、人間こうやって洗脳されるのか...というのが見事すぎて、前向きなパワーを持ったかっこよさと、その実態は戦争なんだぞ、死ににいくんだぞ、という乖離がすごい。
柚希さんのダンスは体が綺麗すぎて、いやーポーズすごいー筋肉どうなってんのーってなりました。すっかり女なのね…(って何回も言ってる)
でも朝日を見るシーンで髪おろしてるときにちょっと真矢みきさんっぽさを感じて、男役顔の共通点なのかしらと思ったり。
そしてマタ・ハリを支えるアンナのやさしさよ…
誰かと思ったら和音美桜さんでしたね。帝劇レディ・ベスのアン・ブーリン以来。(モーツァルト!でも観たかったんだけど、チケットとれず…)
帰り際、ラドゥー派かアルマン派か?という会話が聞こえてきたんだけど、私はラドゥー派です(小声)