観劇日記

だいたいタカラヅカ。ときどきその他。

王妃の館(2017宙組)

エリザベート以来二度目の宙組

当日券で行ってきました

 

 

開演前、シャンテの本屋に寄ったら原作文庫が宝塚カバーで売ってて悲しくなった...王妃の館決まってすぐ買ってしまった時はまだ映画版のオビだったのにね...

 

原作を予習できないまま観たので差異がどうこういうのはないんですが、一幕にきれいに収まった感じで大満足でした。

光ツアー影ツアー、それぞれキャラが濃くて面白かった!

 

北白川さん。そもそも奇特なお方である上に、言動の端々で笑わせてくる。

こういうのは紅さんが得意なイメージありましたが、朝夏さんもおもしろい!(前に観たのがトートだから印象付け間違ってる可能性はある)

 

実咲さんはとにかくお綺麗でした。「エトランジェ」の「ジェ」の歌いかたが綺麗で、やっぱ歌うまな方なんだなあって。みりおんお姉さんな顔立ちが大好きなので退団さみしい...

 

朝夏さんと実咲さんの衣装、どちらも割りと派手だけど色使いがセットになってるんですね。舞台で見ると綺麗にマッチしてた。

 

それから愛月さん。以前に一回見かけたことがあるというだけで勝手に気になってるんですが、なんか「にわか」感があって面白かったです。(グラフとかで粗筋読んだときに愛月さんストーリーに目だって出てこない...って思ってたんだけど、舞台ではいっぱい喋ってて良かった!)

おかしなところはないのになぜか違和感のある関西弁(千葉出身だから..?)、明らかなヅラ、吉本のヤクザみたいなスーツ、ということで、関西弁の違和感も役作りなんだなって思うことにしました。きっとそうだよね。

 

 

最後にストーリーについて。

終わりの方で下田夫妻の心中を止めるとき、「辛いときこそ誰かのために笑うんでしょ」みたいなこと言ってたけど、辛いときにお互いのために笑うことに疲れたから(夫が「もう笑わなくていいんだよ」って言ってたみたいに)心中を決めたんじゃないのかなあって思いました。