スターを待ちながら(劇団くるめるシアター)
3月になっちゃいましたね。
2月、早稲田で劇団くるめるシアターの『スターを待ちながら』を観てきました。
友人の卒業公演でした。
青森のねぶた祭りにいなくてはならない、「りんご・すたあ」がいなくなってしまった、その隙を狙って岩手が青森と秋田を制圧しようとする...というバトルもの。
青森陣営はすたあが帰ってくるのを待ちながら自分達でもがんばるわけですが、結局すたあは帰ってこない。最後にビデオ出演があって、すたあが帰ってこない理由は「池袋で出演があるから(!?)」と明かされます。あと、ねぶた、出来てた。すたあが失踪する前に作ってあった。はよ言えよ。
タイトル的に『ゴドーを待ちながら』のオマージュなのかなあと思うのですが、ゴドーをよく知らないのでなんとも...
ゴドーの方は「同じ一日の繰り返し」という解釈もあるそうですが、スターは大団円だったし。
脚本演出の方はゴドーに対する解釈を持ってらっしゃるんだろうなあと思いました。
でも「ただただ楽しんで」ってメッセージがあったので、実は深い意味はないのかもしれない...?
実際、なんにも考えなくても楽しかったです。実在の人物を模したキャラとか、会話の間とか、動きとか。
パンフレットに書いてあった「スターに憧れているあなたに、スターになれたあなたに、そしてスターになれなかったあなたに」が意味深だけど、よく意味が飲み込めなくて、まだ考えが必要だなあと思いました。