うたかたの恋/Bouquet de TAKARAZUKA(2018 星組 中日劇場)
行ってきました名古屋。
・長いこと星組見てなかったし
・中日劇場閉まっちゃうっていうし
・長期休暇じゃなくても旅行してみたかったし
会社帰りにその足で旅行いくのめっちゃ楽しいな!
うたかたの恋はエリザベートにも出てくるルドルフが主人公なので、「史実」が本筋とすると、どちらの作品もスピンオフみたいな感じで楽しめた。
紅さんの白い軍服が似合うことよ…
綺咲さんのお人形みたいな顔立ちがマリー・ヴェッツェラのまっすぐさに似合うことよ…
私も追っ手に囲まれて彼氏と心中するときは白いシーツに赤バラをまかなければと思った(?)
あと、舞踏会シーンで後ろの方の黒燕尾に黄緑のたすきをかけた男役さんがめっちゃ好みの顔立ちで、多分オーム・シャンティ…のときにかっこいい!って思った人と同一だと思うんだけど、相変わらずパンフを見ると誰だかわからなくなってしまった。
歴史的に存在した人物はエリザベートにもうたかたにも出演するわけだけど、それぞれのキャラの描かれ方はちょっと面白かった。
フランツ、「宮廷でただ一人の男」と言われた母上の言いなりみたいだったのに、しっかり国のことを己で考えるようになりましたね。それがルドルフを追い詰めたわけだが…というかルドルフの考え方の方がよかった説あるらしいが…
シシィ、エリザベートの時よりもしっかり公務をこなしてるみたい。マリーに「私は良い母親ではなかった」「留守がちで」と言っていたから、どちらも本当なんだろうけど。
スターレイ夫人、そうやっていつもシシィの後ろについていて、舞踏会にも精神病院にも、ルキーニに刺される時も一緒にいたのね。
ルドルフの革命的な動きがバレてシシィに話したとき、エリザベートでは「陛下には話せない あなたはもう大人」と完全にシャットアウトしていたが、うたかたではルドルフの味方らしい面が見られて、エリザベートでもこうだったらよかったのに、と思った。
あ、この回のアドリブは「これ(1列目のお客さん)が60周年を迎えます名古屋テレビ塔の肖像でございます」「わたくしロシェックがラシックをまーーーっすぐ通りまして」(うろ覚え)みたいな感じでした!
ブーケ・ド…の方は、凪七さんの格好良さがよくわかった!
もしかして拝見するのはじめてかもしれない。
丸顔でかわいらしげなイメージだったけど、ステージではバッチバチにキザった瞬間を見られて、この人をオペラグラスで追っててよかった…と思った。
紅さんは相変わらず娘役を侍らせて踊るのが似合う。女たらしめ。
客席降りのあと、舞台に戻ろうとしたら客席?に衣装の裾が引っ掛かるというアクシデントがあったけど、悠々と解決してタイミング間にあわせ、去り際に客席いじっていった紅さんさすがでした。
そしてなんとなく、壱城あずささんはもういないんだな…と思ってしまった。
甘い考えでひつまぶしを食べた腹ごなしに名古屋駅から歩いて向かったんですが、めーっちゃ遠かったです。
ポーの一族(2018花組)
諸事情...で久しぶりに宝塚大劇場にいきました。
話題の「ポーの一族」
小池先生万歳!花男万歳!
明日海さんと柚香さんが大好きだし、エドガーとアランも大好き。
シーラ、メリーベル、イケメン医師......
元々柚香さんのことは好きだったんだけど、今回でさらに好きになった。二番手おめでとう...羽根も背負ってほしい...
ミーアンドマイガールのジャッキー、金色の砂漠のテオドロス、KITTEトークショーの柚香さん...
正直、芹香さんには花組でトップになってほしい気持ちがあり、宙組への異動&柚香さん格上げにわお!という気持ちもあったのだけど、宙組ウエストサイドストーリーの真風&芹香を見ていいなって思い、ポーの明日海&柚香もいいなって思ったので、ああ私得だなあ
雪華抄の鷹と鷲のシーンもそうだけど、明日海さんと柚香さんのああいう関係って本当にいいですね
エドガーとアランは明日海&芹香じゃないよなっていうのはわかるし、逆にギィとジャー(金色の砂漠)は明日海&芹香でよかった。
フィナーレは花男が開放的にキザりまくってた。
一番開放されたのはお祖母さん役だった高翔さんなのでは笑
そして柚香さんの「来いよ」の合図!
初日舞台映像に入ってるあたり公式も狙ってる。
デュエットダンスは仙名さんの噂通りのドレス捌きが美しかった。ドレス捌きって、単にもたつかないということではなく、ドレスを綺麗に動かすことまで含めてダンスの完成形とするってことなんだなと思わされました。
この公園を宝塚で見られたことに感謝します
東京でも、Blu-rayでも追いかけます。
柚香さんが銀橋から舞台へメリーベル!って駆け寄るシーンで膝からスコーンと転けたのは、演技なのかマジなのか...?
WEST SIDE STORY(2018宙組 東京国際フォーラム)
新年初宝塚はウエストサイドでした。
と長いこと書いていなかったのは、さぼっていたわけではなく、、、
御披露目公演なのに結構救われないなあ、と思って...
気を取り直して、トップコンビお披露目でもあり、芹香さん宙組お披露目でもありましたね。
真風さんと芹香さん、並ぶと同級生のような二人に見えた。
顔の塗りが濃いぜ
ストーリーについてはもう言わずもがなだと思うんだけど(とかいってよく把握していなかったが)、あの、星風まどかさんをあんな酷な目に合わせる必要なくない!?
完全に役と本人を混同して見ているけれど。
星風さん、いままであまり注目していなかったこともあり、若手抜擢!という印象もあり、真風さんのお兄ちゃん感もあり、しばらくは年上彼氏と幸せになってもらいたかったんだけど...
はーやりきれないなあ
次は幸せになってほしい
安定の寿組長、すきです
2017年舞台まとめ
2017年、年の瀬!ということで、今年見た舞台まとめでもやろうかと思いまして。
1月
2月
3月
スパークリングヴォイス2@シアタークリエ
ラ・ラ・ランド@映画館
4月
スキップ@サンシャイン劇場
夜は短し歩けよ乙女@映画館
5月
一念発起(猫の手シアター)@新宿シアターモリエール
美女と野獣(3D)@映画館
6月
舞台はなし。水谷豊の「TAP」1回目。
7月
魔都夜曲@シアターコクーン
8月
水谷豊「TAP」2回目
9月
10月
後輩が出ているコンサート@めぐろパーシモン
11月
レディ・ベス@帝国劇場
シークレット・スプレンダー@赤坂ACTシアター
アダムスファミリー@KAAT神奈川
この熱き私の激情@天王洲 銀河激情
12月
舞台なしの代わりに、身内でアンサンブル大会など。
こう数えてみると、舞台だけで17本…
けっこう見たのね、私。
とはいえ「舞台は生もの」精神で、来年もみたいものできるだけ追っかけていきたい所存です。
すでに日程の都合上あきらめたものもあるけど…ああ轟さん生で観て見たかった…
このお正月は買いためたDVDが楽しみです
よいお年を~
この熱き私の激情~それは誰も触れることができないほど激しく燃える。あるいは、失われた七つの歌(銀河劇場 PARCO STAGE)
いやもうね、タイトル入りきらないから。
アダムスファミリーの翌日、今度はこの難解そうな舞台に行ってきたのでした。
なんでこの残業週間に土日どっちも出かけるようなスケジューリングしちゃったんだ。
...大丈夫だと思ったんですよねえ。舞台は逃すともう観られないぞって気持ちが強すぎて。だってチケット取れちゃったし。U-25でちょっと安かったし。
そのU-25チケットが引き換えてみたらS席に化けた。
確かに大入り満員な舞台ではなかったけれども。
タイトルや煽り文だけでは私も行かなかったと思うけど、ポスターの霧矢さんが美しすぎて...
入ってみると初めての銀河劇場のこじんまりとした客席、舞台との近さ、そして何よりも...
客席を照らしている強いライト!鏡張りに見える舞台上の大きな2段の箱!
開演してそれぞれの箱が部屋になっていることがわかるんだけど、これはもしかして飾窓を模してるのかな。
高級娼婦が話す...んだけど内容は噛み砕けてないのでおいておくとして、それぞれの女優さんの迫力、そして謎のダンサーが結構怖くて、途中からは早く素の姿になってカーテンコールしてほしい...と思ってた。
ずっと続いたら客席も女優さんも錯乱しちゃうんじゃないか?という迫力。
客席からは箱の中が見えたり見えなくなったりするような仕掛けになっていると思うんだけど、もしあれがマジックミラーで、客席からは見えるけど箱の中からは鏡だったら、本当に女優さん己の迫力にやられちゃうんじゃないか...いやたぶん鏡じゃないと思うけど。
待ちに待ったカーテンコールも静かなもので、でも女優さんが生身の人間で微笑んでるのを見てほっとしました。
帰りには原作を買って帰りました。
アダムス・ファミリー(KAAT神奈川 PARCO STAGE)
お仕事の繁忙期→繁忙期からの脱力、で全然記録してませんでしたが。
実は繁忙期真っ只中にも舞台に行っておりまして。
なんで舞台行く日に休日出勤しなきゃいけないんだ。
そんなわけで奇跡的に間に合ったアダムスファミリーです。
真琴つばささんか壮一帆さんか迷ったけど、まだ演劇を観たことがない真琴さんに決めました。真琴さん千秋楽で、最後の挨拶がかっこよかわいかった。
日々忙しすぎてなーんにも予習せずにいったけど、悩まずにみられる楽しいミュージカルだった!
ちょこちょこ覚えやすいメロディーの曲があってよく思い出すのでCDがほしい。
ウェンズデーが昆夏美さんなの気づかなかった!パグズリーが女性なの気づかなかった!(ボーイソプラノすげーとか思ってた)
観劇したあとだと樹里咲穂さんのインスタ「バイネッケファミリー」シリーズがより楽しく観られます
舞台上にめちゃくちゃバミリテープ貼ってあるの見えたけど、目印があるにしても木とか動かしてるオバケたちはすごい
統率とれた群舞って最高ですよね
余談だけど
駅から劇場に行く途中、背が高くて、ショートカットで、ボーイッシュで姿勢がいい女性が前を歩いてたんだけど...
タカラジェンヌかな?
SECRET SPLENDOUR(赤坂ACTシアター 2017)
初日に!行きました!もう1回観たい!!!!!
過度に一般化した話をします。
Sagiri Seinaの、「Super Star による Special な Showtime」
そんな説明になってないような文言にのっかって初日(!)に集まってしまった我々は、少々不安だったと思うのです。
退団して3ヶ月ちょい、早霧さんはどんな感じでいくつもりなのか。
ACTシアターのロビーで「ウーマンオブザイヤー」のポスター見たりして、「もーちぎちゃんたらドレスも似合うようになっちゃってぇ」と心の中のオバチャンが手パタパタさせながら。
さて、早霧せいなはどうくるのか。
だからこそ、セットのドアがパーンと開いてパンツルックの早霧さんが出てきたときの拍手は「俺たちの早霧せいなが舞台に戻ってきたぞ!」だったと思うし、第一声が「待たせたね」だったのには完全にやられた。
俺の、俺たちの早霧せいなは、変わってなかったんだ。
そんなイケメンぶりを発揮した後の「ジュテーム」(伯爵令嬢)は「やられた」のうえに「やられた」を重ねた感じ。
宝塚人生に終止符は打ったけれども、それを「終わったこと」としてしまわずに、いい意味で「引きずって」くれていたんだ。
相手役・咲妃さんなしでは成立しないはずのジュテームで、咲妃さんは「終わったこと」じゃないんだって安心できた。
だって、ねえ。退団して二人ともインスタ始めたのに全然お互い出てこないじゃん。
トップコンビの中でも有数のラブラブ具合だって話題だったやん。
実はビジネスライクで、タカラジェンヌとしての表の顔の“設定”だった、という可能性はあるにせよ、できればその夢を続けててほしい。
なので「ローマの休日」のアン王女に扮した写真は、それここ(ACTシアター)咲妃さんがやってたやつー!って懐かしくなりました。
私が初めて自分でチケットを取った公演。
その後の安寿ミラさんとの絡みは、なんだかすごく後輩思いな感じと、早霧さんの安寿さんと共演できて嬉しそうな感じと、「主役は私」という感じが良かったです。
安寿ミラさんにいままで注目したことなかったんだけど(だってOGひとりひとり追い始めたらキリないし)、女役は綺麗だし男役はかっこいいし、すごい人だなあ。
第2幕の頭で「ルパン三世」って出てきたときは、客席から声にならないどよめきが広がった。インスタにルパンジャンプ出てきたのはこれだったのかあ
あとあと宝塚の曲でモトネタがわからないのもいっぱいあったけど、CDでしか聞いたことがない「エルアモール」が聞けて嬉しかった。「かまわない あなたなら」ってすごい色っぽい歌詞じゃないですか?
他のキャストさんは素人目にもレベル高いのがわかるって感じ。やっぱり早霧さんはダンスが一番得意で、ハイレベルなダンサー集めて何かやりたかったのかな?
もう1回落ち着いて観たいですね
それから、Jkimさんの歌声は冒頭で度肝抜かれました。強い!
桜木涼介先生は偶然にも同日に見たレディベスの振付家でもありました。
オケピがセット2階にあったのでノリノリな指揮者も見えてました。
観客の熱狂ぶりと比例して物販は混みすぎて、開演前は開演に間に合わないからとストップがかかるほど。
何回かACTシアター行ってるけど、こんなのは初めて。
終演後になんとかパンフを...いやビジュアルブックセットで!と4000円吹っ飛ばし(本はなるべくけちらない主義)、DVD予約はちょっと考えてから...と思ったけどもう1回はきっと行けないので予約します。
もう1回行きたいなあ......